昭島の観光PRプロジェクト成果報告
東洋大学杉本ゼミ3年生と昭島観光まちづくり協会がタッグを組み、昭島市の地域活性化を目指すプロジェクトを、2024年7月から進めてきました。東京都・東京観光財団の主催する「協働型課題解決ワークショップ」の一環です。その最終報告会が、2025年2月4日にアキシマエンシスにて開催されました。
学生たちは、地域調査からデジタルコンテンツ制作およびSNS情報発信まで幅広く挑戦し、昭島の魅力を発信するために奮闘しました。その成果を下のスライドでご覧いただけます。
SNS運用にあたり、株式会社gaaboo溝井さんに勉強会や意見交換会にご協力いただきました。
地域調査から見えた昭島の特徴
プロジェクトの第一段階は、昭島市の魅力を深掘りするための地域調査。歴史や経済、人口の動き、観光スポットや飲食店などについて様々な調査を実施しました。昭島といえばやはり「水」。市としても公式なブランディングに水の活用を検討しています。特に、深層地下水やクジラはこの地域のアイデンティティであり、多くの人に知ってもらいたいと強く感じました。調査をもとに、「地下水がつなぐ潤いの町」「クジラが残した理想郷 」といったキャッチフレーズを考案しました。
デジタルコンテンツで昭島を発信
プロジェクトの第二段階は、調査でわかった昭島の魅力を伝えるためのデジタルコンテンツ制作です。SNSを活用し、若者目線で良いと感じた観光スポットや飲食店情報を発信したり、昭島の雰囲気を伝えるPR動画を制作しました。特に実験的に導入した360度動画は予想を超える高評価で必見です!また、生成AIを使って昭島の深層地下水、クジラ、暮らしを表現するようなアート画像を作成し、新しい形のPRにも挑戦しました。重要なのが、単純にコンテンツをアップして情報発信しただけでなく、どういったコンテンツに対しどのような反応が得られたのかを細かく分析したことです。この知見は将来の戦略的な情報発信に役立つと信じてます。
これからの昭島プロモーション
今回の活動を通して、昭島市の魅力を伝えるには推しの深層地下水のみならず、地元の暮らしやすさも大切だと感じました。今後の提案として、昭島のブランドイメージをより明確にする、SNSの運用をさらに工夫して発信力を強化する、360度動画など新しい映像技術を活用する、AIを使ったビジュアル表現を引き続き研究する、といった点をまとめました。昭島のさらなる地域振興に役立つことを願います。また、ここでの成果を土台に、さらに観光PRコンテンツについて研究を深めていきたいです。
プロジェクトテーマ:昭島の魅力を可視化する〜次世代型デジタルコンテンツによる情報発信と効果検証~